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マチルダ、愛してる
「マチルダ、愛してる」は、映画『レオン』に着想を得た作品であり、レオンがマチルダに再会を約束して別れる場面を描こうとしたものである。しかし、その約束は果たされない。場面を取り囲む黒い絵の具の使用は、その果たされなかった約束への示唆である。
作品解説
「マチルダ、愛してる」は、レオンがマチルダに別れを告げ、再び迎えに来ると約束する瞬間を捉えようとした作品である。想起されているのは映画『レオン』の一場面であり、二人は再会を誓って別れるが、再び会うことはない。レオンが最後に彼女へ伝える言葉が、本作のタイトルとなっている「マチルダ、愛してる」。
作品の重心は、二人の相互作用に置かれている。視線、距離の近さ、空気の少ない緊張感のある空間、そしてそれを取り巻く混沌が画面を構成している。全体は黒い塗料によって縁取られており、これは映画的な場面の切り取りであると同時に、主人公に待ち受ける宿命的な結末を示唆している。
本作は、Angaspilco K.が初めて二つの技法を併用した作品でもある。人物にはグラファイトが用いられ、場面の枠組みにはガッシュが使用されている。
作品情報
日付:2019年12月3日
サイズ:F8(45cm×38cm)
支持体:ホルベイン社製100%コットン紙(イギリス製)
技法:グラファイト/ガッシュ
重量:300g
モデル:ナタリー・ポートマンとジャン・レノ(映画:レオン、1994年)
※ 一部の作品にはビデオクリップが含まれています。
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